盛夏も過ぎ、夏のきものから

秋物、単衣になる季節になりました。

今年は、例年に比べ、

残暑厳しい年となっていますが、

そろそろ単衣もののご用意が必要になります。

単衣＝裏地が付いていない一枚物の着物。

単衣の小紋、紬、色無地、訪問着などです。

今回ご案内するのは【お召】

タイトルにある

【高貴な方の御召し物】の略という説もあります。

お召という織物は、全国にあり、

京都の西陣、新潟県の塩沢、十日町、山形県の白鷹、

群馬県の桐生などが有名です。

また、ウールお召など産地によっては、

単に御召の名だけを付けている場合もあります。

こくびゃく（黒白）御召紬　下がり藤

先練先染織物の代表的存在の御召。

裏にも柄がしっかり出ています。

単衣仕立てにして、

裾からひらりと裏の地色がのぞくのも素敵ですよ。

両面染めの小紋も、

なびく裾がオシャレで素敵だと思います。